前期 北米モデル
300ZX TURBO 50th・Anniversary
日産自動車が 創立50周年を記念して 当時、いろんな車種に記念モデルを作り 販売しておりました。
その一車種が このZ31型 300ZXです(日本名:フェアレディZ)
内外装の変更、その他豪華装備を備えたこの記念モデルは北米のみの販売で 数千台が売られたそうです。
オーナー様の 子供の頃からの憧れのモデルで やっとの思いで見つけ、購入・・・
しかし 路上復活までには 長い道のりが・・・(-_-;)
約、10年ほど 路上を走っていない状況だったので ブレーキやクラッチコントロール周りはこんな状態・・・(-_-;)
元々、アメリカに居たこともあって 日本のように定期的なメンテナンスはやっていないでしょうし・・・
オーバーホールや 新品交換・・・・・
↓
Frブレーキキャリパーは 分解清掃だけで済み、まだよかったのですが・・・・・
リヤブレーキは・・・(-_-;)
ピストンが錆による 虫食い状態(T_T)
リヤブレーキは サイドブレーキを兼用していることもあって フクザツな構造になっており、
フルードの劣化やゴミなどが溜まりやすい・・・。
サイドブレーキ関係の細かいパーツなども分解し 清掃。
実はこのリヤ用のピストン、すでに日産自動車では生産廃止となっており 入手困難(T_T)
なんとか 裏技?を使って入手できましたが 今後、このような車両があったときには困ります。
Z31、DR30ターボ、US12ターボ、F30・V6ターボ
にお乗りのみなさん!
このブレーキはこの四車種のみしか採用されておりません。
今一度、ご自分の車両の点検をし 悪ければ日産自動車に「注文」をしてください。
この「注文」をする行為が 部品を再生産してもらうための「嘆願書」となります。
少しでも多くのみなさんに注文にしてもらい 日産自動車を動かしましょう!
※交換が必要ない方は これを機会にキレイにオーバーホールしましょう。
ブレーキのオーバーホールで忘れちゃならないのが このスライドピンの掃除。
ピストン片押しタイプのキャリパーなら これも重要な部分です。
おやくそくのように ゴミ・水などがが入り錆びて動かなくなってるものが多いです>この車両も例外なく・・・